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日本画とは、日本人としても置き換えられる。
日本画という言葉自体は、近代に作られた言葉である事は周知の事実であるが、その中で日本画を育もうとしたのは、この島国の中で面々と伝えられてきた様々なアイデンティティーに他ならない。
 それは、神道信仰や儒教、仏教等の宗教や、その他の様々な要因が少しずつ混ざり合い反発し合う事で形成されてきたものだろう。
 この感覚は無宗教を主張することが多い日本人において、現在も根深く存在しており、無意識下にもそこから発するモラルは社会全体に影響を及ぼして憚らない。
 そういった感性は、そのものとしても個性的で日本人らしいものだ。

 従来日本美術は、その独自の社会形態の中で多種多様な芸術的取り組みに挑戦しており、その難解さが認識されつつもしっかりと社会の中に受け入られてきたことはとても興味深い。
 本来日本画とは、前述の日本人らしさから離れることなく進化共存してきたものであり、そこには頑なな態度は見られず、実にニュートラルな存在であった。私はそのような日本画を作品としている。

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